2009年11月11日

96歳、巨星堕つ

森繁氏の訃報を聞いた。享年96。
若者にとっては「誰、それっ」という感覚だろう。

正直、初めて「森繁」ときいたとき、「森山繁雄」とかの省略かと
思ったことは否めない。

しかし、この人が芸能界に残した足跡は無視できない。
特に「喜劇」の世界においては、だ。

「巨星堕つ」という表現は、決して誇大ではない。
(「きょせいおつ」と入力し、変換したら「虚勢乙」と出やがった)


森繁氏の出始めの頃は、ちょうど今でいうとタモリのような存在と
行ってもいいだろう。

その後、喜劇を皮切りに、ストレートな芝居へシフトしていった。
日本の喜劇役者は、良しにつけ悪しきにつけ、相当森繁氏を意識
していたはずだ。

森繁といえばナンシー関が係り結びの法則で、「日本アカデミー賞」
授賞式は、森繁の生存確認番組だと喝破していたな。


それにつけても、ナンシーが生きていたら、のりピー騒動をどう
コメントしただろう。
もちろん、この森繁しかりだ。



ナンシーが生きていたらなぁ…。  


Posted by ヤマムラ at 20:04Comments(0)少しだけマジメな話